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其都度
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そのつど
ふりがな文庫
“
其都度
(
そのつど
)” の例文
「その
積
(
つもり
)
が
好
(
よ
)
くないぢやないか」と
答辯
(
たふべん
)
する
樣
(
やう
)
なものゝ、
此
(
この
)
問題
(
もんだい
)
は
其都度
(
そのつど
)
次第々々
(
しだい/\
)
に
背景
(
はいけい
)
の
奧
(
おく
)
に
遠
(
とほ
)
ざかつて
行
(
ゆ
)
くのであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其都度
(
そのつど
)
に重蔵は自分の握飯を
分
(
わか
)
って、𤢖に仕事を手伝わせていた。が、或時これを見付けた者が有って、重蔵は山𤢖を友としているという噂が
忽
(
たちま
)
ち拡がった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其都度
(
そのつど
)
紛失物
(
ふんしつもの
)
が
出來
(
でき
)
ますやら
品物
(
しなもの
)
の
破損
(
はそん
)
などは
夥
(
おびたゞ
)
しい
事
(
こと
)
で、
何
(
ど
)
うすれば
此樣
(
こん
)
なに
不人情
(
ふにんじやう
)
の
者
(
もの
)
ばかり
寄合
(
よりあ
)
ふのか、
世間一體
(
せけんいつたい
)
が
此樣
(
このやう
)
に
不人情
(
ふにんじやう
)
なものか、それとも
私
(
わたし
)
一人
(
ひとり
)
を
歎
(
なげ
)
かせやうといふので
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さうおつしやるけれど、
矢張
(
やつぱり
)
さうばかりは
思
(
おも
)
はれないで、いぢめられて
泣
(
な
)
いたり、
撫
(
な
)
でられて
嬉
(
うれ
)
しかつたりしい/\したのを、
其都度
(
そのつど
)
母様
(
おつかさん
)
に
教
(
をし
)
へられて、
今
(
いま
)
じやあモウ
何
(
なん
)
とも
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
ない。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
都
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“其都度”で始まる語句
其都度々々