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全速力
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ぜんそくりょく
ふりがな文庫
“
全速力
(
ぜんそくりょく
)” の例文
全速力
(
ぜんそくりょく
)
で走ってる汽車をとめるのは、よういなことではありません。あまり
急
(
きゅう
)
にとめますと、
脱線
(
だっせん
)
してひっくりかえる
心配
(
しんぱい
)
があります。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そのとき、アッカは首をのばし、つばさを力づよく
打
(
う
)
って、
全速力
(
ぜんそくりょく
)
で飛んでいきました。いまこそ、いくべきところがわかったのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
白
(
しろ
)
い
男
(
おとこ
)
を
見
(
み
)
ると、
運転手
(
うんてんしゅ
)
は、ハッと
思
(
おも
)
って、あわただしく
警笛
(
けいてき
)
を
鳴
(
な
)
らしました。なぜなら、
汽車
(
きしゃ
)
がちょうど
全速力
(
ぜんそくりょく
)
を
出
(
だ
)
して
走
(
はし
)
っていたからであります。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ついさっきまで、じぶんは、
天国
(
てんごく
)
にいるものとばかり思っていたのですからね。ガンの
隊長
(
たいちょう
)
アッカは、
全速力
(
ぜんそくりょく
)
で空高く
舞
(
ま
)
いあがりました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
私たちはその
後姿
(
うしろすがた
)
をみおくって、大
笑
(
わら
)
いをしながら、
後
(
おく
)
らした
時間
(
じかん
)
をとりかえすために、汽車を
全速力
(
ぜんそくりょく
)
で走らせました。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
▼ もっと見る
そのとき、
汽車
(
きしゃ
)
は、
全速力
(
ぜんそくりょく
)
を
出
(
だ
)
して
走
(
はし
)
っていたので、
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
の
網
(
あみ
)
だながギイギイと
音
(
おと
)
をたてていました。そのたびに、バスケットも
揺
(
ゆ
)
れています。
年
(
とし
)
ちゃんは
古いてさげかご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
前
(
まえ
)
まで、そんな
老人
(
ろうじん
)
が
歩
(
ある
)
いていることに
気
(
き
)
づかなかったのです。
私
(
わたし
)
はひくまいと
思
(
おも
)
って、
全速力
(
ぜんそくりょく
)
で
脇
(
わき
)
の
方
(
ほう
)
へそれますと、そのとたんにやってきた
電車
(
でんしゃ
)
と
衝突
(
しょうとつ
)
したのでした。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“全速力”の意味
《名詞》
そのものが出せる最大の速さ。
(出典:Wiktionary)
全
常用漢字
小3
部首:⼊
6画
速
常用漢字
小3
部首:⾡
10画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“全速力”で始まる語句
全速力沈降