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偏見
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へんけん
ふりがな文庫
“
偏見
(
へんけん
)” の例文
彼は年も若いし、快活で、物を恐れぬ性質で、わたしの知っている中では最も迷信的の
偏見
(
へんけん
)
などを持っていない人間であった。
世界怪談名作集:02 貸家
(新字新仮名)
/
エドワード・ジョージ・アール・ブルワー・リットン
(著)
世には奇特な人もある、弱肉強食の
巷
(
ちまた
)
とばかり世間を見るのは
偏見
(
へんけん
)
であって、こういう隣人があればこそ、
修羅火宅
(
しゅらかたく
)
のなかにも楽土がある。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
誰でもよく知つてゐるやうに、
偏見
(
へんけん
)
を、教育で耕やされ培はれたことの無い心から追ひ出して了ふことは實際難かしいことだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
甲が乙を評するにいろいろの
悪
(
あ
)
しき点を述ぶるのを聞くとき、その批評の
過
(
あやま
)
てることを一々指摘し説明しても甲の
偏見
(
へんけん
)
はなかなかになおるものでない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
しかもそういうかたがたこそ、自然か人工かという問題で
偏見
(
へんけん
)
をお持ちになるのは、あまり似合わないことなのですから、なおさらそれはほめるわけにはまいりませんよ。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
▼ もっと見る
從
(
したが
)
つて
又
(
また
)
、『
地方的
(
ちはうてき
)
又
(
また
)
は
國家的
(
こくかてき
)
の
偏見
(
へんけん
)
』からは
離脱
(
りだつ
)
してゐる
積
(
つも
)
りだけれども、
日本人
(
にほんじん
)
と、
日本語
(
にほんご
)
と、
日本
(
にほん
)
の
風俗
(
ふうぞく
)
と
自然
(
しぜん
)
とに
對
(
たい
)
して、まだ
可
(
か
)
なり
多
(
おほ
)
くの『
愛着
(
あいちやく
)
』を
持
(
も
)
つている
事
(
こと
)
は
爭
(
あらそ
)
はれない。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
と私は
片時
(
へんじ
)
も早く
偏見
(
へんけん
)
を一掃することに努めた。
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
私にはたゞ
厭
(
いと
)
はしい惡魔があるだけだといふことをもうあなたは知つてゐる。あなたを
瞞
(
だま
)
さうとしたのは惡かつたけれど、あなたの性質にある頑固さを恐れたのです。私は先入の
偏見
(
へんけん
)
を恐れたのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
地方的
(
ちはうてき
)
又
(
また
)
は
國家的
(
こくかてき
)
の
思想
(
しさう
)
、
偏見
(
へんけん
)
、
又
(
また
)
は
愛着
(
あいちやく
)
から
離脱
(
りだつ
)
したる。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
“偏見”の解説
偏見(へんけん、en: prejudice、bias)とは、客観的な根拠なしに共通の特徴をもつモノに対する画一的な見方をすること、特定の集団や属するモノに対して画一的な感情を抱くことをいう。先入観、(アンコンシャス)バイアスやステレオタイプともいい、差別と密接な関係を持つ。一般的に悪い意味として使われる。全ての人が持つとされ、「偏見がない」と主張する人は無自覚な偏見を持つ者として批判される。
(出典:Wikipedia)
偏
常用漢字
中学
部首:⼈
11画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“偏”で始まる語句
偏
偏頗
偏屈
偏僻
偏倚
偏執
偏狭
偏執狂
偏窟
偏袒