何本なんぼん)” の例文
そのうちたけまばらになると、何本なんぼんすぎならんでゐる、——わたしは其處そこるがはやいか、いきなり相手あひてせました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
をちのやなぎといふのも、はっきりと、何本なんぼんあるとも、どのくらゐ距離きよりにあるともいはれないで、まづほのかないろあひで、幾本いくほんならんでゐるといふかんじをおこさせるためなのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
GONSHAN. GONSHAN. 何本なんぼん
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「しかし、何本なんぼんめだか一寸ちよつとわからない。」
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
鹿しか鹿しかつの何本なんぼん
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ゴンシヤン、ゴンシヤン、何本なんぼんか。
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)