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仲立
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なかだち
ふりがな文庫
“
仲立
(
なかだち
)” の例文
それに多くの方々によく知られている品物であるだけに、語るのに都合のよい
仲立
(
なかだち
)
であると思われます。
益子の絵土瓶
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
立派な家庭の人として
仲立
(
なかだち
)
して上げるべきはずなのに、それをせずに、こうして、いい気になって、娘ざかりをあだに過させ、今後とても、そういう希望を以て
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
買
(
か
)
はん
哉
(
かな
)
、
甘
(
あま
)
い/\
甘酒
(
あまざけ
)
の
赤行燈
(
あかあんどう
)
、
辻
(
つじ
)
に
消
(
き
)
ゆれば、
誰
(
た
)
そ、
青簾
(
あをすだれ
)
に
氣勢
(
けはひ
)
あり。
閨
(
ねや
)
の
紅麻
(
こうま
)
艷
(
えん
)
にして、
繪團扇
(
ゑうちは
)
の
仲立
(
なかだち
)
に、
蚊帳
(
かや
)
を
厭
(
いと
)
ふ
黒髮
(
くろかみ
)
と、
峻嶺
(
しゆんれい
)
の
白雪
(
しらゆき
)
と、
人
(
ひと
)
の
思
(
おもひ
)
は
孰
(
いづれ
)
ぞや。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
だが、池内という
仲立
(
なかだち
)
にそむかれては、手も足も出ない彼であったから、そうして、芙蓉と会わぬ日が長引くに従って、耐え難き
焦燥
(
しょうそう
)
を感じないではいられなかった。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ところがおときも小遣にも不自由する身の上なので、たうとう野呂の望をかなへさせたが、驚く事には其の
仲立
(
なかだち
)
は、今でも引續いて野呂のお伽をつとめて居るお米だつた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
▼ もっと見る
さて生活と美しさとを結ばしめる
仲立
(
なかだち
)
は、実に用途のために作られる器物であります。それ故日々用いる器物がどんなに美の世界で大切な位置を占めるかが分るでありましょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
仲
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“仲”で始まる語句
仲間
仲
仲人
仲違
仲居
仲町
仲好
仲店
仲々
仲善