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不身持
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ふみもち
ふりがな文庫
“
不身持
(
ふみもち
)” の例文
……
貴下
(
あなた
)
の
前
(
まへ
)
でござりますが、
我
(
われ
)
ながら
愛想
(
あいそ
)
の
盡
(
つ
)
きた
不身持
(
ふみもち
)
でござりまして、
毎々
(
まい/\
)
男
(
をとこ
)
の
面目玉
(
めんぼくだま
)
が
溝漬
(
どぶづけ
)
の
茄子
(
なす
)
に
成
(
な
)
らうとする
處
(
ところ
)
を、
幾度
(
いくたび
)
お
救
(
すくひ
)
を
頂
(
いたゞ
)
いたか
分
(
わか
)
りません。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その結果、伴蔵の女房おみねは夫の
不身持
(
ふみもち
)
を怒って、果ては嫉妬半分お前が「萩原様を殺して海音如来のお像を盗み取って、清水の花壇の中へ埋めて置いたじゃないか」
我が円朝研究:「怪談牡丹灯籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
孝「いえ、それと申しまするのも親父の
不身持
(
ふみもち
)
に
愛想
(
あいそう
)
を尽かしての事でございます」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
たまたま他人の知らせによってその子の
不身持
(
ふみもち
)
などの様子を聞けば、これを手元に呼びて厳しく叱るの一法あるのみ。この趣を見れば、学校はあたかも不用の子供を投棄する場所の如し。
教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
万太郎の放縦な
行蹟
(
ぎょうせき
)
が、こういう大事をひき起こすのだとあって、この晩の騒ぎが動機となり、平常の
不身持
(
ふみもち
)
な事実までが、数かぎりなく
大殿中将
(
おおとのちゅうじょう
)
の耳に入って、とうとう万太郎、その翌日は
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
其方儀若年より
不身持
(
ふみもち
)
に付兄九郎右衞門
勘當
(
かんだう
)
を受け
相摸國
(
さがみのくに
)
御
殿場
(
てんば
)
村百姓條七世話に相成居候中
惡法
(
あくはふ
)
を以て條七を難病に罹らせ同人
妻
(
つま
)
鐵
(
てつ
)
と
密通
(
みつつう
)
の上條七を追出し
家屋敷
(
いへやしき
)
田畑
(
たはた
)
家財等
(
かざいとう
)
迄
押領
(
あふりやう
)
致し條七娘里を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼の養父筑阿弥は、その後も相かわらず
不身持
(
ふみもち
)
であったらしい。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変