“彼者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのもの85.7%
かれ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふ寶澤こたへて我は徳川無名丸むめいまると申す者なり繼母けいぼ讒言ざんげんにより斯は獨旅ひとりたびを致す者なり又其もとは何人にやとたづかへせば彼者かのもの芝原しばはらへ手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かくて直ちに清兵衛が嫡子を召され、御前においてさかずきを申付けられ、某は彼者かのものと互に意趣を存ずまじきむね誓言せいごんいたし候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
幸ひきやつを殺し彼者かれが勝し五百兩の金を奪ひ取んと心がけさきへ廻つてわしの宮の杉林すぎばやしに身をかくし金兵衞の來るを今やおそしと待懸たり金兵衞はかゝるべしとはゆめにも知ず慈恩寺村じおんじむらにて打勝し五百兩を懷中くわいちう小歌こうた
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)