“慈恩寺村”の読み方と例文
読み方割合
じおんじむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取片付とりかたづけさせ自分はいそぎのことゆゑ一足先へ出立してあとよりおひつくべしと申聞け日の暮頃慈恩寺村じおんじむらを立出けるが時しも享保きやうほ八年七月十六日にて盂蘭盆うらぼんのことなれば村々にては酒宴さかもり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
知たる我なればだまして殺さんとは卑怯ひけふ未練みれんの仕方なり其儀ならば是より直に公儀こうぎに訴へ穀屋平兵衞を殺して金子百兩を奪取うばひと夫而已それのみならず慈恩寺村じおんじむらにて鎌倉屋金兵衞をも殺害せつがいして金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幸ひきやつを殺し彼者かれが勝し五百兩の金を奪ひ取んと心がけさきへ廻つてわしの宮の杉林すぎばやしに身をかくし金兵衞の來るを今やおそしと待懸たり金兵衞はかゝるべしとはゆめにも知ず慈恩寺村じおんじむらにて打勝し五百兩を懷中くわいちう小歌こうた
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)