“アラ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あら
語句割合
43.8%
37.5%
削屑6.3%
6.3%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾子ワコよ。吾子の爲了シヲフせなんだアラび心で、吾子よりももつと、わるい猛び心を持つた者の、大和に來向ふのを、待ち押へ、へ防いで居ろ、と仰せられた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
タダチニ斎藤某ニ通知シ死体ヲ一見セシメタルニマッタク其雇人ナルコト判明シタルノミナラス、他殺ニアラスシテ実ハ自殺ナル事ヲモ確定セラレヌ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そこで最初ノッケから手を附けた四十尺ばかりの美事な米松べいまつ棟木むなぎをコツンコツンとこなして行くうちに四十尺ブッ通しのつながった削屑アラをブッ放しちゃったんで
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ケサ、六時ロクジ林房雄氏ハヤシフサオシ一文イチブンンデ、ワタシカカナケレバナルマイトゾンジマシタ。多少タショウ悲痛ヒツウト、決断ケツダン、カノ小論ショウロン行間ギョウカンアラナガレテ清潔セイケツゾンジマシタ。文壇ブンダン、コノ四、五ネンナカッタコトダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
あゝ肩・胸・アラはな肌。——冷え/″\とした白い肌。をゝ おいとほしい。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)