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をら
語句 | 割合 |
居 | 50.0% |
折 | 25.0% |
処 | 25.0% |
誰しも
恁麽場合に感ずる一種の不満を、智恵子も感ぜずに
居れなかつた。が、すぐにそれを打消した。
御
連申さんに
佐十郎郷右衞門の兩人にのみ
骨を
折せ
斯のめ/\と我が宅に居ん事眞に云
甲斐なしとは
言何分病には勝難し
偖々何か
仕樣は有まいか萬一此事を
連て
行ねばならぬ近くて
沼津か
三島遠くて小田原
大磯なり夫迄は行まいが
太儀ながら手前
達精出して
呉骨は
盜ぬと云に雲助共聞て口々に何親方の事だから
斯云時にでも
骨を
折ずば何時恩を
既にその顔を
見了れば、何ばかりの
楽のあらぬ家庭は、彼をして火無き
煖炉の
傍に
処しむるなり。彼の凍えて
出でざること無し。