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らうぼ
右の通り
認めて有りければ城富も
老母も
先々安心なりとて委細畏まり奉つり候と
返事を養母に認め
貰ひて使の者を返しける
伸一先生は
給料を
月十八
圓しか
受取りません、それで
老母と
妻子、一
家六
人の
家族を
養ふて
居るのです。
家産といふは
家屋敷ばかり、これを
池上權藏の
資産と
比べて
見ると
百分一にも
當らないのです。
生奉つり
産後肥立兼相果られ其後は
老母の手にて
御養育申せしが右の老母
病死の
砌り若君をば同國
相川郡尾島村
淨覺院と申す寺の門前に御
證據の品を
相添捨子として有しを