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らうく
秦を
撃ち五
城を
拔けり、
起の・
將たる、
士卒の
最下なる
者と
衣食を
同じうし、
臥するに
席を
設けず、
行くに
(七〇)騎乘せず、
親ら
糧を
裹み
贏ひ、
士卒と
勞苦を
分つ。
卒に
(七一)疽を
病む
者有り。
彼の
老躯は
日毎に
空腹から
來る
疲勞を
醫する
爲に
食料を
攝取する
僅な
滿足が
其の
度毎に
目先の
知れてる
彼を
拉して
其の
行く
可き
處に
導いて
居るのである。