“らうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廊下97.6%
廊架2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕もまた或晩春の午後、或オペラの楽屋の廊下らうかに彼等の一群いちぐんを見たことがある。彼等は佐藤君の書いたやうに、ぞろぞろ廻り梯子ばしごを下つて行つた。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さうして、また廊下らうからしておくはうつた。宗助そうすけ沈默ちんもくあひだおこなはれるこの順序じゆんじよながら、ひざせて、自分じぶんばんるのをつてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
まへにいへるがごとく、雪ふらんとするをはかり、雪にそんぜられぬため屋上やね修造しゆざうくはへ、うつばりはしらひさし(家の前の屋翼ひさし里言りげんにらうかといふ、すなはち廊架らうかなり)其外すべて居室きよしつかゝる所ちからよわきはこれをおぎなふ。