“プラツトフオーム”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歩廊42.9%
廊下28.6%
乗車場28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして思はず涙の浮びかゝつた私の眼から、ぼんやり明け近いかさをかぶつた燈火と、蝙蝠のやうに驛員たちの立つてゐる歩廊プラツトフオームが、見る/\中に後退あとずさつて行つた。
受験生の手記 (旧字旧仮名) / 久米正雄(著)
友達はエデイソンの肩越しに停車場ていしやぢやうの方を指ざした。発明家はのつそり後方うしろをふり向いてみた。そこには此方こちら向きに廊下プラツトフオームに立つてゐる花嫁御の姿が見えた。花嫁はにこ/\顔で言つた。
電車が来てとまると共に其戸の明くのを遅しと、あたりの人達は争つて乗込むので、乗車場プラツトフオームは俄にがらりとなる。友田は握つた女の手を放さず、後の壁際に作り付けた腰掛の方へと歩み寄りながら
男ごゝろ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)