“乗車場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
プラツトフオーム66.7%
のりば33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白井はまだ乗らない中、早くも未亡人が乗車場プラツトフオームの壁に沿うた腰掛で本を読んでゐるのを見たのである。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
電車が来てとまると共に其戸の明くのを遅しと、あたりの人達は争つて乗込むので、乗車場プラツトフオームは俄にがらりとなる。友田は握つた女の手を放さず、後の壁際に作り付けた腰掛の方へと歩み寄りながら
男ごゝろ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
友田は後から静に立上り、構内の時計と電車の動き出すのを眺めながら、自分の乗るべき車の来る向側の乗車場のりばへと歩いて行つた。
男ごゝろ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)