“乗換場”のいろいろな読み方と例文
旧字:乘換場
読み方割合
のりかえば50.0%
のりかへば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市中の電車に乗って行先ゆくさきを急ごうというには乗換場のりかえばすぎたびごとに見得みえ体裁ていさいもかまわず人を突き退我武者羅がむしゃらに飛乗る蛮勇ばんゆうがなくてはならぬ。
始めて東京へ出て来た地方の人は、電車の乗換場のりかえばを間違えたり市中の道に迷ったりした腹立はらだちまぎれ、かかる地名の虚偽を以てこれまた都会の憎むべき悪風として観察するかも知れない。
始めて東京へ出て来た地方の人は、電車の乗換場のりかへばを間違へたり市中しちゆうの道に迷つたりした腹立はらだちまぎれ、かゝる地名の虚偽を以てこれまた都会の憎むべき悪風として観察するかも知れない。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)