“らいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頼光68.0%
来寇20.0%
雷光4.0%
雷公4.0%
雷吼4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず弓矢八幡大菩薩ゆみやはちまんだいぼさつ頼光らいこう、綱、八郎、田原藤太たわらとうた、みんなのお力をたばにしたくらいの腕前でもなけれや、間に合いますまい。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
九州水城みずきの城において、唐軍の来寇らいこうにたいし、堤を築き水をみなぎらせ、これを切って氾濫はんらんせしめ、一挙に唐軍を押し流そうと作戦したとか——何かの記に見たことがありました
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒雲の中、雷光らいこうが走る。青い竜がのたうちまわっているようだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
火山かざんかんする迷信めいしんがこのように國民こくみん腦裡のうり支配しはいしてゐるあひだ學問がくもんまつた進歩しんぽしなかつたのは當然とうぜんである。むかし雷公らいこう今日こんにち我々われ/\忠實ちゆうじつ使役しえきをなすのに、火山かざんかみのみ頑固がんこにおはすべきはずがない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大風むろ四匝しさふせる石壁を透徹して雷吼らいこうす、駭魄がいはくして耳目きはめて鋭敏となり、昨夜御殿場旅館階上の月をおもひ起し、一人ひそかに戸を排して出で、火孔に吹き飛ばされぬ用心して
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)