“田原藤太”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たわらとうた75.0%
たわらとうだ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天慶てんぎょうの昔、平将門たいらのまさかどが亡びた時に、彼は十六歳の美しい娘を後に残して、田原藤太たわらとうたの矢先にかかった。娘は陸奥みちのくに落ちて来て、尼となった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
まず弓矢八幡大菩薩ゆみやはちまんだいぼさつ頼光らいこう、綱、八郎、田原藤太たわらとうた、みんなのお力をたばにしたくらいの腕前でもなけれや、間に合いますまい。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
むかし近江おうみくに田原藤太たわらとうだという武士ぶしんでいました。ある日藤太とうだ瀬田せた唐橋からはしわたって行きますと、はしの上にながさ二十じょうもあろうとおもわれる大蛇おろちがとぐろをまいて、往来おうらいをふさいでていました。
田原藤太 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)