“唐橋”の読み方と例文
読み方割合
からはし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四宮河原しのみやがわらを過ぎれば、蝉丸せみまるの歌に想いをはせ、勢多せた唐橋からはし野路のじさとを過ぎれば、既に志賀、琵琶湖にも、再び春が訪れていた。
唐橋からはしから材木や石を曳き込んだり、所々に工事材料を積んでおいたりするので、城内の通路もほりばたも、混雑を極めていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三井、阪本、大津、膳所ぜぜ、瀬田の唐橋からはしと石山寺が、盆景の細工のように鮮かに点綴てんていされている。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)