“ゆどうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯豆腐60.0%
湯豆府40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湯豆腐ゆどうふ 春 第二十三 お豆腐
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
身體からだよわくおなりにつてからは、「湯豆府ゆどうふことだ。……古人こじんえらい。いゝものをこしらへていてくれたよ。」と、うであつた。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たゞし、そのころは、まだ湯豆府ゆどうふあぢわからなかつた。眞北まきたには、湯豆府ゆどうふ、たのしみなべ、あをやぎなどと名物めいぶつがあり、名所めいしよがある。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ブリキの鐵瓶にれて、ゴトリ/\とて、いや、うでて、そつと醤油したぢでなしくづしにめるとふ。——つては、湯豆府ゆどうふ慘憺さんたんたるものである。……
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……ぢきその飛石とびいしわたつた小流こながれから、おまへさん、苫船とまぶね屋根船やねぶね炬燵こたつれて、うつくしいのと差向さしむかひで、湯豆府ゆどうふみながら、うたいで、あの川裾かはすそから、玄武洞げんぶどう對居山つゐやままで
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)