“めいそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瞑想69.1%
冥想22.7%
名僧5.2%
名箏1.0%
冥捜1.0%
迷走1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくまで、この子守唄が、瞑想めいそうふけらせるとしたら、その子守唄には、最も力強い芸術的の魔力があることをいなむ訳にはゆかない。
単純な詩形を思う (新字新仮名) / 小川未明(著)
何かしら魔法的な力によってどうしても冥想めいそうに沈まなければならないような驚くべき心理状態に襲われてしまうあの空々漠々たる時間のあいだ
勉強記 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
大抵たいていこれにはむかし名僧めいそうはなしともなつてて、いづれも讀經どきやうをり誦念しようねんみぎりに、喧噪さわがしさをにくんで、こゑふうじたとふのである。ばうさんはえらい。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その名箏めいそうも、あの大正十二年の大震災に灰燼かいじんになってしまった。そればかりではないあの黒い門もなにもかも、一切合切いっさいがっさい燃えてしまったのだ。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「こちらに、近衛家このえけからか出た大層お古い、名箏めいそうがあるようにうかがっておりましたが——」
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
夫婦が地下にもたらせし念々を冥捜めいそうしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
迷走めいそうあお溝川どぶかわ
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)