“めいさう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瞑想77.8%
名槍11.1%
冥想11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、彼女は瞑想めいさうする多くの時間を許されはしなかつた。級長の、大きいがさつなが、強いカムバァーランドなまりで怒鳴どなりながらやつて來た——
「あの槍の穗は何處から出た品か、名槍めいさうだけに、いつかわかる折があると思ふ。その次は宇古木兵馬の身許を調べるのだ。相生あひおひ町の小左衞門店の浪人前島左近といふ人に訊くが宜い」
「物盜りや惡戲では、そんな名槍めいさうを投げ込む筈はないでせうな」
蕭条せうでうとした草木の凋落てうらくは一層先輩の薄命を冥想めいさうさせる種となつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)