“みのぶとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三布蒲団50.0%
三布蒲團16.7%
三布布団16.7%
三布布團16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半纒はんてんに、女房の前掛に、子供のちゃん/\が取れるというのでございます、三布蒲団みのぶとんを横に着て足の方へあんかを入れて、まだ二寸ばかりたれているというから、余程小さい男であります。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
連歸つれかへりしかど我が家は貧窮ひんきうにして九尺間口まぐち煙草店たばこみせゆゑべつに此方へと言所いふところもなく夫婦諸共ふうふもろとも吉之助をいたはると雖もよるの物さへ三布蒲團みのぶとん一を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かくし申すべき私しは此谷町にすむ喜八とてかすかくらす者なるが昨日主人の若旦那を私し方へあづかり候處夫婦のたる三布蒲團みのぶとん一ツのほかはなく金の才覺さいかくなほ出來ず是非なく妻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
損「なりますとも、一晩ひとばん四布よのが五銭に、三布布団みのぶとんが三銭、しめ八銭、三八さんぱ二円四十銭しじっせんが二ヶ月で四円八十銭に成りますわねえ」
あとると、やぐら兩脚りやうあしからこたつのへり、すきをふさいだ小布團こぶとん二枚にまい黒焦くろこげに、したがけのすそいて、うへけて、うはがけの三布布團みのぶとん綿わたにして、おもて一面いちめん黄色きいろにいぶつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)