“まうくわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
猛火100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れぞ虎髯大尉こぜんたいゐ大勳功だいくんこう! いましも死物狂しにものぐるひに、本艦ほんかん目掛めがけて、突貫とつくわんきた一船いつせん彈藥庫だんやくこ命中めいちうして、船中せんちう船外せんぐわい猛火まうくわ㷔々えん/\かぢ微塵みじんくだけて、ふね獨樂こまごとまわる、海底かいていよりは海底戰鬪艇かいていせんとうてい
が、私は先年大火事がございました時に、炎熱地獄の猛火まうくわにもまがふ火の手を、眼のあたりに眺めました。「よぢり不動」の火焔を描きましたのも、實はあの火事に遇つたからでございまする。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
が、私は先年大火事がございました時に、炎熱地獄の猛火まうくわにもまがふ火の手を、眼のあたりに眺めました。「よぢり不動」の火焔を描きましたのも、実はあの火事に遇つたからでございまする。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
今迄いまゝですこしも心付こゝろづかなかつたが、たゞる、わが弦月丸げんげつまる左舷船尾さげんせんび方向はうかう二三海里かいりへだゝつた海上かいじやうあたつて、また一かすか砲聲ほうせいひゞきともに、タールおけ油樽等あぶらだるとう燃燒もやすにやあらん、㷔々えん/\たる猛火まうくわうみてらして