“ひめぎみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
姫君100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるくにうつくしいおひめさまがありました。いつもあか着物きものをきて、くろかみながれていましたから、人々ひとびとは、「あか姫君ひめぎみ」といっていました。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
御殿ごてんづくりでかしづいた、が、姫君ひめぎみ可恐おそろしのみぎらひで、たゞぴきにも、よるひる悲鳴ひめいげる。かなしさに、別室べつしつねやつくつてふせいだけれども、ふせれない。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
徳太郎とくたらう信房のぶふさしようのち吉宗よしむねあらたむ御母おんはゝ九條前關白太政大臣くでうさきのくわんぱくだじやうだいじん第四の姫君ひめぎみたかかたにて御本腹ごほんぷくなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)