“ひくれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日暮88.9%
黄昏11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしもへんはなしだが勘次かんじさんにたのまれたやうなかたちでまあたんだがね、昨日きのふ日暮ひくれとかにそれ、そつちこつちたつちことだつけが、勘次かんじさんもそんなにりい心持こゝろもちつたんでもねえ鹽梅あんべえだし
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
桟橋にどかりと一本いつぽん大鮪はふり出されてありたり日暮ひくれ
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「そんぢやいまつからでもけるだけくべ」勘次かんじはおつぎをれてた。冬至とうじになるまではたけ打棄うつちやつてくものはむらには一人ひとりもないのであつた。勘次かんじ荷車にぐるまりて黄昏ひくれまでに二くるまいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)