“こうこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黄昏70.0%
後昆20.0%
絞痕10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、黄昏こうこんと共に身辺を去来して、そが珊瑚さんご念珠こんたつと、象牙に似たる手頸てくびとを、えもならず美しき幻の如く眺めしのみ。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
詩神はこれを見て、さきの希臘の美人のおもかげを認めき。あはれ古人が美をかう/″\しき迄に進めて、雪の如き石に印し、これを後昆こうこんに遺したるこそ嬉しけれ。見よや、死滅するものは浮世の權勢なり。
頸部には深くくびれた絞痕こうこんが見られ、紫色をした舌が右の口角に少しくはみ出してりました。死後凡そ十六時間を経て居ました。
三つの痣 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)