“はやうま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
早馬80.0%
驛馬20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多少の疑惑はあったものの、戦わざるに勝った心地がして、公綱としては歓喜たぐいなく、正成の陣営のその後へ、自身ただちに陣を敷き、やがて京都へ早馬はやうまを立て勝利の旨を南六波羅へ申しやった。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ただ今、西山から剣持与平けんもちよへいどのが、早馬はやうまで参られました」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ロミオ そりゃまことか?……おのれ、うらめしい運星うんせいめら!……おれ宿やどってゐような。ふでかみとをれて、そして驛馬はやうまをもやとうてくれ。今宵こよひのうちに出發たうわ。
バルタ わたくしめは、ヂュリエットさま死去しきょことをば、マンチュアの主人方しゅじんがたつたへましたるところ、主人しゅじんすぐ驛馬はやうまにて、彼處かしこから御廟所ごべうしょまでまゐられ、はかはひられまするまへ
手前てまへひいさまが御親類ごしんるゐがたのお廟所たまやらせらるゝをるやいなや、驛馬はやうま飛乘とびのっておらせにまゐりました。此樣このやうしいお使つかひ命置おほせおかせられた役目やくめゆゑでござります、御免ごめんなされませい。