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はねの
ふりがな文庫
“はねの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
刎退
35.3%
跳退
23.5%
刎除
11.8%
撥退
11.8%
反除
5.9%
排却
5.9%
排退
5.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刎退
(逆引き)
沖田総司
(
おきたそうじ
)
は、枕元の刀を掴み、夜具を
刎退
(
はねの
)
け、
病
(
やまい
)
で衰弱しきっている体を立上らせ、縁へ出、雨戸を
窃
(
そっ
)
と開けて見た。
甲州鎮撫隊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
はねの(刎退)の例文をもっと
(6作品)
見る
跳退
(逆引き)
微
(
かすか
)
な
唸声
(
うなりごえ
)
が左の隅に聞えたので、彼は
其方
(
そのほう
)
へ探って行くと、一枚の
荒莚
(
あらむしろ
)
が手に触れた。莚を
跳退
(
はねの
)
けて進もうとすると、何者か
其
(
その
)
莚の
端
(
はし
)
を固く掴んでいるらしい。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
はねの(跳退)の例文をもっと
(4作品)
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刎除
(逆引き)
洵吉は、大声で叫ぶと、水木に掴みかかろうとして椅子を
刎除
(
はねの
)
けた。
魔像
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
はねの(刎除)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
撥退
(逆引き)
年寄は
危
(
あやぶ
)
んで、
背後
(
うしろ
)
から昆布のような
蒲団
(
ふとん
)
を
被
(
き
)
せようとすると、これじゃあ
汚
(
きたな
)
らしくッて折角の
馳走
(
ちそう
)
も
旨
(
おい
)
しゅうないと、取って
撥退
(
はねの
)
けたので、蝶吉が心得て、被ていた羽織を脱いで着せた。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
はねの(撥退)の例文をもっと
(2作品)
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反除
(逆引き)
と云うから簑笠を
反除
(
はねの
)
けますると、情ない
死状
(
しにざま
)
。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
はねの(反除)の例文をもっと
(1作品)
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排却
(逆引き)
その声は急に
噪
(
さわがし
)
く、
相争
(
あひあらそ
)
ふ
気勢
(
けはひ
)
さへして、はたはたと
紙門
(
ふすま
)
を
犇
(
ひしめ
)
かすは、
愈
(
いよい
)
よ
怪
(
あや
)
しと
夜着
(
よぎ
)
排却
(
はねの
)
けて起ち行かんとする時、ばつさり紙門の倒るると
斉
(
ひとし
)
く、二人の女の姿は貫一が
目前
(
めさき
)
に
転
(
まろ
)
び
出
(
い
)
でぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
はねの(排却)の例文をもっと
(1作品)
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排退
(逆引き)
お島はどうかすると、父親の
面差
(
おもざし
)
の、どこかに想像できるような小野田の或卑しげな表情を、
強
(
し
)
いて
排退
(
はねの
)
けるようにして言った。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
はねの(排退)の例文をもっと
(1作品)
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はねのけ