“はい/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唯々50.0%
拜々16.7%
蠅々16.7%
諾々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御自分の口から出てゆけとは仰しやりませぬけれど私が此樣な意久地なしで太郎の可愛さに氣が引かれ、何うでも御詞に異背せず唯々はい/\と御小言を聞いて居りますれば、張も意氣地いきぢもないうたらの奴
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其まゝ持返もちかへらば和郎そなた幼稚こども使つかひひとしく主人に言譯あらざる可しついては一度受納じゆなふしたれど此方こなたは見らるゝ如くにて親子おやこほかに人もなければ結納持せて遣難し依て此まゝ此金は其婿殿むこどの上下料かみしもれうに送りたりとて返し給ひぬ然すれば和郎そなたの役目もたゝんと信あり義あり何から何まで拔目のあらざる言葉ことばかんじ忠兵衞はたゞ拜々はい/\と言受なして金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
久「直様すぐさま思いのうおっぱらそろ巴蛇あおだいしょうの長文句蠅々はい/\※」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
付よ其方そなたは餘り正直過しやうぢきすぎるゆゑなり早々御酒のかんを付なまづ燒乾やきからしを煮付につけにして上よと申付るに彌助は諾々はい/\と云ながら酒のかんを付肴をこしらへて出しければ武士は大いに機嫌きげんなほいと愉快氣こゝろよげに酒を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)