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唯々
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はい/\
ふりがな文庫
“
唯々
(
はい/\
)” の例文
北八
(
きたはち
)
心得
(
こゝろえ
)
たる
顏
(
かほ
)
はすれども、さすがにどぎまぎして
言
(
い
)
はむと
欲
(
ほつ
)
する
處
(
ところ
)
を
知
(
し
)
らず、おかみさん
歸
(
かへり
)
にするよ。
唯々
(
はい/\
)
。お
邪魔
(
じやま
)
でしたと
兄
(
にい
)
さんは
旨
(
うま
)
いものなり。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
御自分の口から出てゆけとは仰しやりませぬけれど私が此樣な意久地なしで太郎の可愛さに氣が引かれ、何うでも御詞に異背せず
唯々
(
はい/\
)
と御小言を聞いて居りますれば、張も
意氣地
(
いきぢ
)
もない
愚
(
ぐ
)
うたらの奴
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御自分
(
ごじぶん
)
の
口
(
くち
)
から
出
(
で
)
てゆけとは
仰
(
おつ
)
しやりませぬけれど
私
(
わたし
)
が
此樣
(
このやう
)
な
意久地
(
いくぢ
)
なしで
太郎
(
たらう
)
の
可愛
(
かわゆ
)
さに
氣
(
き
)
が
引
(
ひ
)
かれ、
何
(
ど
)
うでも
御詞
(
おことば
)
に
異背
(
いはい
)
せず
唯々
(
はい/\
)
と
御
(
お
)
小言
(
こごと
)
を
聞
(
き
)
いて
居
(
お
)
りますれば、
張
(
はり
)
も
意氣地
(
いきぢ
)
もない
愚
(
ぐ
)
うたらの
奴
(
やつ
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
唯
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
々
3画
“唯々”で始まる語句
唯々諾々
唯々諾
唯々否々
唯々黙々