“たゞ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唯々63.6%
只々27.3%
唯〻9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不器用なればお返事のしやうもらず、唯々こ〻ろぼそくりますとてをちゞめて引退くに、桂次拍子ぬけのしていよ/\たくなりぬ。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此後の重右衛門の歴史は只々驚くべき罪悪ばかり、抵当に取られた自分の家が残念だとて、火をけて、獄に投ぜられ、六年経つて出て来たが
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
無敵にわけのわからぬ強情加减唯〻女房にばかりやはらかなる可笑しさも呑込めば、伯母なる口先ばかりの利口にてれにつきてもからさつぱり親切氣のなき
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)