“とうぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盗賊82.6%
等族4.3%
東賊4.3%
董賊4.3%
陶賊4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて盗賊とうぞくどもは、生人形いきにんぎょうおくからってきましたが、くびはぬけ手足はもぎれて、さんざんな姿すがたになっていました。それも道理もっともです。
人形使い (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
中世の封建的な等族とうぞく国家でも、民族意識が現実の力を持つ契機けいきはなかったので、中世の神聖ローマ帝国や封建的身分社会が崩壊したあとで
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
中世の封建国家や等族とうぞく国家を経て近代国家が成立し、更にその近代国家が、専制国家から立憲国家の段階を経て大衆的民主国家となり、さらに現代国家に発展した過程の中に
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
一新いつしんはじめ、大久保公遷都せんとけんじて曰ふ、官軍已につと雖、東賊とうぞく猶未だほろびず、宜しく非常ひじやうだんを以て非常の事を行ふべしと。先見の明と謂ふ可し。
「うぬっ、董賊とうぞく股肱ここうめッ」と、槍をしごいて、突かんとした。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかりといえども乃祖だいそ元就もとなり寡兵かへいひっさげ、陶賊とうぞく厳島いつくしまみなごろしにしたる、当年の覇気はきことごとく消沈し去らんや。天下一朝動乱の機あれば、先ず徳川幕府に向って楯を突くものは、長にあらざれば必らず薩。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)