“とうしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
島嶼66.7%
当初7.4%
頭書7.4%
唐書3.7%
嶋嶼3.7%
当処3.7%
等処3.7%
頭初3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてその黄色な稲の海の中に、村々の森、町々の白堊はくあがさながら数限りもなく点散している島嶼とうしょの群のようにも見られるのであった。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
ウェーゲナーの大陸移動説では大陸と大陸、また大陸と島嶼とうしょとの距離は恒同こうどうでなく長い年月の間にはかなり変化するものと考えられる。
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そして顔を離すと、あらためて、六曲一双の屏風の広さを——いや世界の広さを見直して——また眼のまえの細長い一島嶼とうしょの小ささを全図と比例しては見入っていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わしたちのこの島に着いた当初とうしょのあの美しい一致を! わしたちはあたたかくかたまって一団となっていた。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
人類じんるい地上ちじょう発生はっせいした当初とうしょは、もっぱ自然霊しぜんれい守護霊しゅごれい役目やくめけたともうすことでございますが
一つは「心より出ず、再び心におもむかんことを」と書いた頭書とうしょの如く、ベートーヴェンの信仰の結晶であり、一つは巨人の持っている人間愛の雄大壮麗な現れであったと言うべきである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
生前あんなにも無視されしいたげられていたチャイコフスキーが、この人の思い出のために、美しくも悲しい名曲「偉大な芸術家の思い出に」と頭書とうしょした「ピアノ三重奏曲イ短調」を作ったことはあまりにも有名である。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
と真中に大きく、頭書とうしょには、
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこは陳東海の居間とおぼしく、三十畳程の広々とした部屋で、床には油団ゆとんを敷詰め、壁には扁額へんがくや聯を掛け、一方の壁に寄せて物々しいまでに唐書とうしょを積上げてある。
ともかく大洋に浮ぶ一小嶋嶼とうしょで、一千年の文化史を有つものは世界にも例がないでありましょう。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
やがて行幸は実現された。布達に依って、司馬懿しばい仲達は西涼の兵馬数万を華やかに整えて、魏帝のくるまを、安邑あんゆうの地に出迎えるべく当処とうしょを立ってきた。すると誰からともなく、
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「西涼の等処とうしょ、兵馬提督ていとく」となして、印綬いんじゅを降した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その最後が佐賀の乱、西南せいなんえきであるが、自由党の頭初とうしょといい倒幕維新の大きな渦の中にはフランスコンミュンの影もかなり濃かったのではなかろうか、時代の流れ、思潮の渦は、この島国の首都をもきこんだのであった。