“とうしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
島嶼71.9%
頭書6.3%
当初6.3%
唐書3.1%
嶋嶼3.1%
当処3.1%
等処3.1%
頭初3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは本土との交通がほとんどなく、少数の貧しい漁夫たちが、所々の寂しい山蔭やまかげに住んでるような、暗く荒寥こうりょうとした島嶼とうしょであった。
と真中に大きく、頭書とうしょには
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
わしたちのこの島に着いた当初とうしょのあの美しい一致を! わしたちはあたたかくかたまって一団となっていた。不幸とさびしさは三人の心をかたく結合していた。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
そこは陳東海の居間とおぼしく、三十畳程の広々とした部屋で、床には油団ゆとんを敷詰め、壁には扁額へんがくや聯を掛け、一方の壁に寄せて物々しいまでに唐書とうしょを積上げてある。
ともかく大洋に浮ぶ一小嶋嶼とうしょで、一千年の文化史を有つものは世界にも例がないでありましょう。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
布達に依って、司馬懿しばい仲達は西涼の兵馬数万を華やかに整えて、魏帝のくるまを、安邑あんゆうの地に出迎えるべく当処とうしょを立ってきた。すると誰からともなく
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「西涼の等処とうしょ、兵馬提督ていとく」となして、印綬いんじゅを降した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西南せいなんえきであるが、自由党の頭初とうしょといい倒幕維新の大きな渦の中にはフランスコンミュンの影もかなり濃かったのではなかろうか、時代の流れ、思潮の渦は