頭書とうしょ)” の例文
美しくも悲しい名曲「偉大な芸術家の思い出に」と頭書とうしょした「ピアノ三重奏曲イ短調」を作ったことはあまりにも有名である。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
と真中に大きく、頭書とうしょには
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一つは「心より出ず、再び心におもむかんことを」と書いた頭書とうしょの如く、ベートーヴェンの信仰の結晶であり、一つは巨人の持っている人間愛の雄大壮麗な現れであったと言うべきである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)