“唐書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たうしよ50.0%
とうしょ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしてると、唐書たうしよ列傳れつでんてゐるはずだとふのである。しかしりよがゐなくてははなしたぬから、かくもゐたことにしてくのである。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
なぜかとふと、りよ台州たいしう主簿しゆぼになつてゐたとつたへられてゐるのに、新舊しんきう唐書たうしよでんえない。主簿しゆぼへば、刺史ししとか太守たいしゆとかふとおなくわんである。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
そこは陳東海の居間とおぼしく、三十畳程の広々とした部屋で、床には油団ゆとんを敷詰め、壁には扁額へんがくや聯を掛け、一方の壁に寄せて物々しいまでに唐書とうしょを積上げてある。