“ちやうと”の漢字の書き方と例文
語句割合
長途100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くらもちぬしにかへ長途ちやうと重荷おもにひとにゆづりて、れは此東京このとうけうを十ねんも二十ねんいますこしもはなれがたきおもひ、そは何故なにゆえひとのあらばりぬけ立派りつぱひわけの口上こうじようもあらんなれど
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いづれもこゝろこゝろならねば、長途ちやうとらうやすむるひまなく、いそ樣子やうすうかゞたてまつるに何事なにごともおほせだされず、ゆる/\休息きうそくいたせとあるに、皆々みな/\不審ふしんへざりけり。中二日なかふつかきて一同いちどう召出めしいださる。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)