“たこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
他国83.3%
他國16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はあ、そりゃけえ、一ツきゅう他国たこくにはねえ灸ですから、目印めじるしといえば、そんなもンぐらいでございます
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっと今時いまどきそんな紋着を着る者はない、他国たこくには勿論もちろんないですね。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わが日本につぽんには火山かざんめづらしくないから、他國たこくおいても一兩日いちりようじつ行程内こうていない火山かざんのないところはあるまいなどとおもはれるかもれないが、實際じつさいはさういふふうになつてゐない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
つぎ候樣村中むらちう相談さうだんの上申聞候にかれ幼年えうねんながら發明はつめいにて我々へ申候には山伏やまぶし艱行苦行なんぎやうくぎやうする者にて幼年の私し未だ右等みぎら修行しゆぎやうも致さず候へばしばら他國たこく致し苦行くぎやうを修め候上立戻たちもど師匠ししやうあと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)