“かのくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彼国62.5%
彼邦25.0%
他国12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この度、備中の国へ、後詰ごづめのため、近日、彼国かのくにに出馬あるべきに依り、先手の各〻、我に先だって戦場にいたり、羽柴筑前守の指図を相待つき者也。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いわゆる嘗の祭は彼邦かのくににはすでに久しく絶え、此方にはなお盛んに行われていたとすれば、二者の元来同一の語をもって処理し得るものなるか否かを定めることは、いわゆる今来いまき諸越人もろこしびとたちには
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
されば他国かのくにひじりの教も、ここの国土くにつちにふさはしからぬことすくなからず。かつ八三にもいはざるや。八四兄弟うちせめぐともよそあなどりふせげよと。