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彼邦
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かのくに
ふりがな文庫
“
彼邦
(
かのくに
)” の例文
滄海
(
そうかい
)
波遥なる
彼邦
(
かのくに
)
に吾が児を放ち遣ることは、明日をも知らぬ老いた母に取っては気の楽なことでは無かった。然し母も
流石
(
さすが
)
に寂照の母であった。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
いわゆる嘗の祭は
彼邦
(
かのくに
)
にはすでに久しく絶え、此方にはなお盛んに行われていたとすれば、二者の元来同一の語をもって処理し得るものなるか否かを定めることは、いわゆる
今来
(
いまき
)
の
諸越人
(
もろこしびと
)
たちには
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
邦
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
“彼”で始まる語句
彼
彼方
彼奴
彼女
彼処
彼方此方
彼岸
彼様
彼是
彼等