“彼国”のいろいろな読み方と例文
旧字:彼國
読み方割合
かのくに55.6%
あちら33.3%
むかう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
増一阿含経ぞういちあごんぎやう(第卅三。等法品第卅九)に転輪聖王てんりんじやうわうの徳にそなはりたる一尺六寸の夜光摩尼宝やくわうまにはう彼国かのくに十二由旬ゆじゆんてらすとあり、ぶんおほければあげず。
スマイル、スミスと申しまする人は、彼国あちらで蒸汽の船長でございます。これを上州じょうしゅう前橋まえばし竪町たつまち御用達ごようたし清水助右衞門しみずすけえもんと直してお話を致します。
だが何だね、バイロンはう古いんでさ。辺麽あんなのは今ぢや古典クラシツクになつてるんで、彼国むかうでも第三流位にしきや思つてないんだ。感情が粗雑で稚気があつて、ひとりで感激してると言つた様な詩なんでさ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)