“彼国”のいろいろな読み方と例文
旧字:彼國
読み方(ふりがな)割合
あちら40.0%
かのくに40.0%
むかう20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“彼国”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ながく支那に居て、彼国あちらの事情によく通じてゐる加奈陀カナダ出身の青年将校が、西部戦線の後方勤務に支那苦力を使つたらといふので、その募集に最近支那へ派遣せられて往つた。
米国はヰスコンシンの上院議員ラ・フオレツト氏の愛嬢フオラ・ラ・フオレツト女史は彼国あちらでも新しい女として名高い人で、先年脚本作家のヂヨルヂ・ミツドルトン氏と結婚したが、結婚後も良人をつとの姓は名乗らないで、矢張里方さとかたの娘のまんまで押通してゐる。
この度、備中の国へ、後詰ごづめのため、近日、彼国かのくにに出馬あるべきに依り、先手の各〻、我に先だって戦場にいたり、羽柴筑前守の指図を相待つき者也。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そもそも、御先祖といえば、源ノ義基公よりずんとお古い家といえよう。仁徳にんとく帝の御代のころ、高麗人こうらいびと数千をひきいてこの地に土着された彼国かのくにの王族のお末裔すえであり、八幡殿の奥州のえきに武功をあげて、かくれなき名誉のお家柄となったもの……。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『然うですか。だが何だね、バイロンはう古いんでさ。辺麽あんなのは今ぢや古典クラシツクになつてるんで、彼国むかうでも第三流位にしきや思つてないんだ。感情が粗雑で稚気があつて、ひとりで感激してると言つた様な詩なんでさ。新時代の青年が那麽あんな古いものを崇拝してちや為様しやうが無いね。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)