“前橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえばし70.0%
めえばし30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからあの、赤城あかぎの、こうずうとたれとる、それそれ煙が見えとるだろう、あの下の方に何だかうじゃうじゃしてるね、あれが前橋まえばしさ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
スマイル、スミスと申しまする人は、彼国あちらで蒸汽の船長でございます。これを上州じょうしゅう前橋まえばし竪町たつまち御用達ごようたし清水助右衞門しみずすけえもんと直してお話を致します。
男「前橋めえばしくなア此処を構わずずうッと真直まっすぐ往って、突当つきあたって左へ曲って又突当ると、向うに橋が見える、それを渡ればきだ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
重「縁のない所からまいった訳ではありません、前橋めえばし竪町の清水助右衞門の忰重二郎が参ったとお云いなすって下さいまし」