“めえばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
前橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男「前橋めえばしくなア此処を構わずずうッと真直まっすぐ往って、突当つきあたって左へ曲って又突当ると、向うに橋が見える、それを渡ればきだ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
重「縁のない所からまいった訳ではありません、前橋めえばし竪町の清水助右衞門の忰重二郎が参ったとお云いなすって下さいまし」
多「えゝ、前橋めえばしという所へはどう出たら宜うがんす、前橋めえばしまいりますには何うめえって宜しゅうございやしょう」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あんまけえりが遅いから様子を聞きにこうと思って居りました、おっかさんのめえは仕方がねえから、前橋めえばしの新兵衞さんが来て海老屋で一猪口いっちょく始まって居りやすと云って置きやした
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
侍が邪魔にへえって到頭それも遣りそこなって口惜しくって堪らねえ、さア手前てめえ前橋めえばしへ買物にくのなら、三百石の田地持の大尽だからちったア金も持ってるだろう、身ぐるみ脱いで置いて
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)