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たうばん
當日からでは
數日前に
當番の
者が
村落中を
歩いて二
合づゝでも三
合づゝでも
白米を
貰つて、
夜になれば
當番の
者等は
集つた
白米で
晩餐の
飯を十
分に
焚いて
其他は
悉く
甘酒に
造り
込む。
當番水夫からは
何等の
報告の
無い
内は
决して信じません。
况んや
此樣平穩な
海上に
難破船などのあらう
筈は
無い、
無※なツ。
處へ——
靴音をチヤ/\と
刻んで、
銀杏の
方から
來なすつたのは、
町内の
白井氏で、おなじく
夜警の
當番で