“せんでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閃電46.7%
宣伝33.3%
泉殿13.3%
宣傳6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真暗まっくらな雲が出た、——と叫びよばわる程こそあれ、閃電せんでん来り、瞬く間もまず。衆は立つ足もなくあわて惑う、牛あれて一りにけ散らして飛びく。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれはじつとしてゐられなかつた。うしなはれようとする人気にんき取返とりかへさうとして、かれらに世界的せかいてき自己じこ宣伝せんでんして、圧倒的あつたうてき名声めいせい盛返もりかへさうとかんがへた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
泉殿せんでんなぞらえた、飛々とびとびちんのいずれかに、邯鄲かんたんの石の手水鉢ちょうずばち、名品、と教えられたが、水の音より蝉の声。で、勝手に通抜けの出来る茶屋は、昼寝の半ばらしい。どの座敷も寂寞ひっそりして人気勢ひとけはいもなかった。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また作者さくしやが愛を熱心ねつしん宣傳せんでんして居るやうな場合ばあひにでも、寧ろその理智りちを以てことさらにそれを力説りきせつしようとする爲めに、どうかするとその愛は、作者さくしやの心からにじみ出たものではなくて
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
宣傳せんでんの爲めに宣傳せんでんしてゐると云つたやうなかんじがする事があります。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)