“すいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出師50.0%
垂死15.0%
水師10.0%
水螅10.0%
水子5.0%
垂示5.0%
水祠5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが、一同ついの鼠いろの木綿袷もめんあわせに浅黄の袴、足半あしなかという古式の脚絆きゃはんをはいているところ、今や出師すいしの鹿島立ちとも見るべき仰々ぎょうぎょうしさ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
が、その姿に眼をやると、彼女の顔は不思議にも、眉目びもくの形こそ変らないが、垂死すいしの老婆と同じ事であった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼は水師すいし提督ペリイの座乗ざじょうした三本マストの旗艦ミスシッピイ号をも目撃した人である。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
社会のあなぐらに住む恐るべき悪の水螅すいしであった。
曇華どんげ水子すいし、文化八年辛未しんびじゅん二月十四日」とあるのも、ならびに皆允成のむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
感応寺かんのうじの墓に曇華どんげ水子すいしと刻してあるのがこのむすめ法諡ほうしである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
世間一般に実事は一円馬耳風ばじふうにて御頓着とんちゃくなし。ゆえに拙者やむをえずせつに社中の諸賢に望みまするは、この法をあまねくわが国の農家へ播伝はでん実行せしむる手段の垂示すいしを賜わらんことの一事でござる。
禾花媒助法之説 (新字新仮名) / 津田仙(著)
蘭舟繋在水祠西 蘭舟らんしゅうつながれて水祠すいし西にし
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)