“すゐし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垂死42.9%
水死28.6%
出師14.3%
垂示14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くりやの口に横はるは垂死すゐしをんな
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
聞勘解由は打喜び金子にて相濟あひすむ事なれば何とか取計ひ申すべしシテ其の金高は何程なるやと申に安田佐々木の兩人は右金高はまづ水死すゐし二人の代り金二千兩御道具だうぐの中御太刀一ふりめい來國行らいくにゆき是は別て御大切の御品成ば此代金千兩外御道具代金三百兩都合三千三百兩右の如く借用致されたしと書付を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
神功皇后の新羅しらぎ征伐は、熊襲の背後を成す新羅をつと共に、この任那を新羅の圧迫より救援されるための出師すゐしであつたとも云はれる。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「示平安。数百精兵護錦旗。順風解纜到天涯。分襟今日吾何道。応記二翁垂示詩。」冢子ちようし棠助は既に平安と称してゐた。二翁垂示すゐしの詩とは蘭軒榛軒の作を謂ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)