“じょうよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襄陽54.5%
上庸13.6%
嚢陽13.6%
定用4.5%
常傭4.5%
常用4.5%
常葉4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永楽えいらく元年、帝雲南うんなん永嘉寺えいかじとどまりたもう。二年、雲南をで、重慶じゅうけいより襄陽じょうよういたり、また東して、史彬しひんの家に至りたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と、上庸じょうよう申耽しんたんと、金城の申儀へその旨を早馬でいい送り、何月何日、軍議をさだめ即日大事の一挙に赴かん——と、つぶさにしめし合わせにやった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あっしは嚢陽じょうよう生れのやくざ者、人肉を食らったむくいで、火眼かがん狻猊しゅんげいとアダ名され、分銅鎖ふんどうぐさりの使い手と、自分ではウヌ惚れておりますが、そちらの兄貴二人にくらべたら、けちな野郎でございます。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたしの家でも抱え車は父の裁判所行きの定用じょうようのほかは乗らなかったので、何でも偉い事は父親が定木じょうぎであった心には、なるほど偉い芸妓だと思った。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
常傭じょうようでない私の父は、十日も二十日も、仕事がなかった。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
だれがさるめにこんなものをゆわいつけたのか? やア、こりゃいよいよもって不審ふしんばん浜松城はままつじょう使番つかいばん常用じょうようはこ、しかも紅房べにふさ掛紐かけひもであるところを見ると、ご主君しゅくん家康いえやすさまのお直書じきしょでなければならぬが
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その証拠しょうことして今日こんにちあるミカンのなえにははじめ三出葉がで、いで一枚の常葉じょうよう(単葉)が出ていることがたまに見られ
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)