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狻猊
ふりがな文庫
“狻猊”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さんげい
50.0%
しゅんげい
25.0%
からしし
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さんげい
(逆引き)
それは
唐
(
から
)
の
狻猊
(
さんげい
)
か何かの、
黄金色
(
きん
)
だの
翠色
(
みどり
)
だのの美しく
綺
(
いろ
)
え造られたものだった。畳に置かれた
白々
(
しろじろ
)
とした紙の上に、小さな
宝玩
(
ほうがん
)
は其の貴い輝きを
煥発
(
かんぱつ
)
した。女は其前に
平伏
(
ひれふ
)
していた。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
狻猊(さんげい)の例文をもっと
(2作品)
見る
しゅんげい
(逆引き)
あっしは
嚢陽
(
じょうよう
)
生れのやくざ者、人肉を食らったむくいで、
火眼
(
かがん
)
の
狻猊
(
しゅんげい
)
とアダ名され、
分銅鎖
(
ふんどうぐさり
)
の使い手と、自分ではウヌ惚れておりますが、そちらの兄貴二人にくらべたら、けちな野郎でございます。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
狻猊(しゅんげい)の例文をもっと
(1作品)
見る
からしし
(逆引き)
悟空これを見て
狻猊
(
からしし
)
となり大豹目がけて襲いかかれば、牛魔王、さらばと
黄獅
(
きじし
)
に変じ
霹靂
(
へきれき
)
のごとくに
哮
(
ほえたけ
)
って
狻猊
(
からしし
)
を引裂かんとす。悟空このとき地上に転倒すと見えしが、ついに一匹の大象となる。
悟浄歎異:―沙門悟浄の手記―
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
狻猊(からしし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“狻猊”の解説
狻猊(さんげい)とは、中国の伝説上の生物である。しばしば獅子と同一視される。
(出典:Wikipedia)
狻
部首:⽝
10画
猊
漢検1級
部首:⽝
11画
“狻猊”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
中島敦
幸田露伴
吉川英治