“からしし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唐獅子71.4%
唐猊14.3%
狻猊14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天火てんびのふる祭の晩の神前に幾つとなくかかぐる牡丹の唐獅子からししの大提燈は、またわかい六騎ロツキユの逞ましい日に燒けたかひなに献げられ、霜月親鸞上人の御正忌となれば七日七夜の法要は寺々の鐘鳴りわたり
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
黄金のかぶとをいただき、百花戦袍かせんぽうを着、唐猊からししの鎧に、獅蛮しばん宝帯ほうたいをかけ、方天戟をさげて、縦横無尽に馬上から斬りまくっている有様に——董卓は敵ながら見とれてしまい
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悟空これを見て狻猊からししとなり大豹目がけて襲いかかれば、牛魔王、さらばと黄獅きじしに変じ霹靂へきれきのごとくにほえたけって狻猊からししを引裂かんとす。悟空このとき地上に転倒すと見えしが、ついに一匹の大象となる。